入れ歯は失った歯を補います MAKE UP FOR LOST DENTURES
義歯（入れ歯）は、歯を失ってしまった場合に歯を補うための治療です。一口に入れ歯と言っても、いくつかの種類があり、使い心地もさまざまです。当院では、すでにお持ちの入れ歯の調整から新しい義歯の作製まで、あらゆるお悩みに対応しています。合わない入れ歯を長期間使い続けると、お口の環境や機能、全身へ悪影響を及ぼすことも考えられます。入れ歯が合わない、もっと快適に食事を楽しみたい、という方は、ぜひご相談ください。
Risk
合わない入れ歯を使用するリスク
- 肩こりや頭痛の可能性がある
- 食事が楽しめなくなる
- 歯が移動して歯磨きがしにくくなる
- 噛み合わせが狂って歯周病が
進行する恐れがある - 噛む機能が衰え、
認知症になりやすくなる
Type
入れ歯の種類
金属床義歯
Metal floor denture
主要部分を金属で作った入れ歯の事です。金属床は薄い素材のために違和感が少ない、熱が伝わりやすいため美味しく食事が楽しめるなどのメリットがあります。コバルトクロム義歯、チタン義歯などがあります。
特 徴
- 入れ歯であることが
わかりにくい - 金属部分は汚れにくく
清潔さを保ちやすい - 食べ物の熱い、冷たいが
よく伝わって食事が
美味しい - 薄く細く小さくできている
ので、
快適で違和感が少ない - 丈夫で壊れにくい
- 歪まないので残った歯と
歯ぐきに優しい - 症状や個人の希望に応じた
設計が出来る
コバルト床義歯
Cobalt denture
金属床義歯としてコバルトクロム素材は、最も歴史のある素材です。熱を伝えやすく清潔で美しい状態で、永く快適にご使用いただけます。丈夫さや快適さにも優れ、自然に近い装着感が得られます。熱の伝わりは、金に比べると若干遅いですが、保険のレジン床に比べるとお食事を美味しくいただくことができます。
特 徴
- 薄く・細く義歯床の理想的な
形態が
再現できます。 - 『温かさ・冷たさ』を感じることができ、
料理をおいしく楽しむことができます。 - 丈夫な金属なので
長持ちします。
ノンクラスプデンチャー
Non-clasp denture
部分入れ歯を作る場合、残った歯にバネをかけて固定する必要があります。このバネは保険診療では金属で作製する必要があるため、場所によってはとても目立ってしまいます。ノンクラスプデンチャーは、このバネを歯肉の色に似た特殊な素材で作る入れ歯です。見た目がとても自然で、素材も柔らかいため、違和感が少ないのも特徴です。
特 徴
- 入れ歯を使用していることが
他人から見ても
わかりにくい - 床の部分が薄く作れるため、
装着感が良好 - 固定する部分と床が
一体のため、
入れ歯が
安定してよく噛める - 金属のバネを使わないため、
残っている歯を痛めることが少ない
入れ歯治療Q＆A
-
ご予約の状況にもよりますが、2週間〜2ヶ月で作製が出来ます。その後、必要に応じて、入れ歯調整を行なっていき、より使いやすく、患者様のお口に合った入れ歯を作製していきます。
-
毎食後、義歯を外し歯ブラシ等で洗う事が望ましいです。外している間は、水の中で保管したり歯ブラシでは落とせない汚れや細菌を除去できる義歯洗浄剤を使用するのもお勧めです。
治療前に知っていただきたいこと
-
出来上がった入れ歯は
必ず調整が必要どの入れ歯も丁寧に作製いたしますが、最初から完璧にお口の中ぴったり合うわけではありません。歯科医院で調整が必要です。きちんと調整を行うことで、少しずつ慣れてしっかりと噛めるようになってきます。
-
初めて使用される方には
違和感があるお口の中の感覚は、細い髪の毛が1本入ってもわかるくらい繊細です。そのため、入れ歯のような大きな装置がお口に入ると、最初は違和感がありますが使っていくうちに、徐々に馴染んできます。
